コロナウィルスの自粛期間をいかに抜けるか3つの問題
さて、まもなくコロナウィルスによる緊急事態宣言が解除されようとしています。
全国的にというわけではなく、各行政で独自のガイドラインをもって経済を動かそうとしています。
当Idea-Systemが本拠地を置く福岡市でも、まもなく解除の見込みです。
コロナウィルスが急に0になるわけではないので、解除されたからといって感染リスクがなくなるわけではありません。そこで筆者が考える問題点と自粛からの上手な抜け方を検討してみました。
全面解除による緊急事態宣言終了イベント開催などのリスク
飲食店での問題点
筆者のまわりでも最近、非国民と呼ばれてもいいから飲みに行きたい!というような話が聞こえてくるようになりました。
もうみんな我慢の限界に来ている感じです。
さらに飲食店側も経済の限界でお店を開けたい!という気持ちになっています。
弊社のコンサル先でもセイフティネットの4号認定を申請したリアクションが本日5月13日にあり、あと2週間くらいで融資が実行されるでしょうという気が長い回答がありました。
順調にいって5月末ということです。
それまでお金がない状態で、営業することもできず離れていく従業員に賞味期限が来る食材。
早く営業を開始して経済と食材をまわしたいのが現状です。
こういった需要側と供給側の利害が悪い形で一致してしまってるのです。
ここで簡単に予想できるのが、緊急事態宣言解除イベントです。
実際、大部分の人に浮かれたい気持ちがあってもおかしくありません。
ここで一気に解除をすると、一瞬でコロナに汚染されてしまう可能性があります。
どのように対応するか
居酒屋などの飲食店では、完全予約制にして同時入店を店舗キャパシティの1/3まで落とします。
また滞在時間も2時間までに限定して、2回転させるように営業をします。
全体のリスクを下げながら少しでも経済を回し始めるというやり方です。
一斉に会社が動き出すことでの通勤感染リスク
通勤に伴う問題点
一斉に緊急事態宣言が解除されて、同じタイミングで人が動き出すと公共交通機関の中やエレベーターの中など換気が悪く3密を伴う状況になります。
瞬間的にコロナウィルスへの感染リスクが最大に高まる状態になります。
どのように対応するか
移動に伴うリスクを軽減する方法は、
例えば誕生日で1日〜10日、11日〜20日、21日〜月末まで。
緊急事態宣言中は全体が動いてなかったので、2分割程度でよかったのですが、解除されたら一斉に動くので1/3程度まで稼働を落とす必要があると考えます。
また出勤時間も2つの時間帯にわけて公共交通機関やエレベーターなどの人口密度を半分に下げる。
これが完全に実行することができれば、瞬間的な人口密度が1/6になりますし。オフィス内は1/3の密度になりますのでリスクはかなり軽減した状態で1/3で経済が回り始めます。
学校に関わるリスク
学校に関する問題点
現在、教育機関は遠隔授業や教室の密度を落とすなどの努力をして学習が遅れないように頑張って教育機会を奪われないように奮闘していますが国からの明確な指示がないので、各自治体で対応にばらつきがあり学習機会が損なわれています。
また、家庭ごとの設備の違いもあり購入などの負担も出ているのが現状です。
テレワークでも同じですが、家庭で集中することの難しさもあり、全体的に普及が進んでいないようです。
どのように対応するか
シンプルな考え方になりますが、国際水準に合わせて9月始まりにしてしまうのがいいかと考えます。
現在、留学をする際にもタイミングのズレが問題になっています。
ここで9月に揃えることで従来からあった問題点も解決できます。
現在、5月半ばでこの先は夏休みもあり通常のカリキュラムで言うと従来の半分程度しか学習機会が無いことになります。
いっそ今から準備を開始して9月始まりにしてしまうほうが全体のスケジュールも揃うのでメリットが大きいかと考えます。
まとめ
政治をしらない素人考えと言われるかもしれませんが、日本を作り変えるいい機会と捉えることができると思っています。
いままで普及しなかったペーパレスやテレワークなども、今回の外出自粛で大部分の国民が名前と内容をしることになりました。
今までは既得権益を守りたい人や、新しいことを覚えるのに抵抗がある人達に阻まれてきたペーパレスやIT化など、これを機会に大幅に進めるタイミングが来たのではないかと思います。